京都の大学に通っていたので、就職は地元の長野県か京都かどちらかでと考えていました。ただちょうど新型コロナ感染症が直撃した世代でもあり、就職活動が難しい状況でした。その時にちょうど、鍋林で働いている先輩から誘いがあり、採用試験を経て内定となりました。そもそも商社は自分としても理想像として描いている分野でもあり、すぐに決めました。
こういうインタビューで、よく「風通しがいい」という言葉が使われると思います。鍋林は本当にずば抜けて風通しがいいと思います。一切の壁は存在しないし、気持ちよく風が吹き抜けています(笑)。
それだけ言うと規律がないと思われるかもしれませんが、もちろん社会人として最低限の部分はしっかり守るべきところはあります。その上で上司の方が上司らしくない。
周りを見ている人が本当に多いんです。直属の上司ではなくても、責任者の方や他部署の方が気にして声をかけてくれて、みんながみんな仲間のことを気にかけています。初めて契約を取れた時は、事業部長が「やったな!」と握手をしてくれて本当にうれしかったです。
そういう気風が断トツの「吹き抜け感」を実現してきたんだと思います。1年目は緊張したまま過ぎていくものだと思っていたので、衝撃的でした。私を含め、みんながこの雰囲気を引き継いでいこうと思っているんじゃないでしょうか。
先輩方が築いてきた信頼のおかげで、どこに行っても温かく迎えてもらっています。その中でも先輩から引き継いだ先でも、「自分が開拓したんだ」と思えるくらい、頻繁に顔を出して信頼してもらえているお客さまもいます。そうした中で、「檀原くんから買いたい」とおっしゃるお客さまが増えてきているのが本当にうれしいです。
ビジネスソリューション事業部はOA機器のほか、UTMなどのセキュリティ関連機器も取り扱っていて、まず、その必要性から提案していくのも業務の一つ。難解な横文字をどう噛み砕いて説明するか、どうやって必要性を理解してもらうか。まだまだ勉強中です。
「友達と飲む」「体を動かす」の2つです。これしかありません。
まず金曜日は絶対に飲みに行きます。何があっても必ず行きます。やはり月〜木曜日は、夜になっても仕事のことを考えるじゃないですか。風呂に入りながら「明日の提案資料を直さなきゃ…」とか。でも、金曜日に退勤したら終わりです。もう絶対に考えません(笑)。
体を動かすことは最近始めました。小学校から高校までバスケをやっていたんですけど、体重はほとんど変わらず細いまま。それなので筋肉を増やして、少しでも大きくなろうとしています。
一つはやはりセキュリティ機器の提案営業が多い中で、長野県の中小企業はまだまだ入ってないところが多いです。まず、お客さまが必要だと感じていないので、もっと潜在的なニーズを掘り起こしていって、必要性を感じてもらえるようにしていければと思っています。
もう一つは、「ビジネスソリューション事業部のエースになる」ということです。新卒で採用されて、のびのびと育ててくれた事業部への恩返し――という意味合いが一番強いと思います。自由にさせてもらっているからにはしっかり結果で返したいし、そのくらい、成果を上げて自分が部署を引っ張れるようになりたいです。
向上心を持った人と一緒に仕事ができればいいなと思います。それこそ私が「エースだ」と名乗りを上げたときに、「いや、先輩を追い越して自分がエースになります」と言ってきてくれるくらいの気概がある人だと張り合いがありますね。ただただ日々の仕事をしているだけでなく、互いに切磋琢磨していけるような人だと一番うれしいです。